Akihiro's Programmer Blog

Technology Notes for Personal

YAPC::Asia 2014 に行ってきました - 2日目

 Blogを書くまでがYAPC::Asiaということで、初参加の感想をそれぞれ一言二言書きます。

 次は2日目。

 1日目についてはこちらです。  


2日目


突然ITインフラを任された人のための...監視設計入門

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 2日目、最初のトークはYuichiro SAITOさんによる監視設計入門。トークの紹介にもある通り、サーバ監視ってどうすれば良いのか全く知識がなかったので、聞いてみようかなと思った次第です。

 自身の黄色い服を目印に、「黄色い服を見かけたら声かけてください」という印象付けはなるほどなぁと思いました。こういう多くの人が集まる場では有効だなぁと思いつつ、真似出来ないなぁと思いつつ。私自身はサーバ監視についての知識がないということで、今回のトークでは概要というか外殻に触れれば良いかなという思いで聞いていました。結果として、監視の種類、ソフトウェア、監視することによるメリット等、有益な情報を聞くことが出来て、非常にためになるトークでした。


半端なPHPDisでPHPerに陰で笑われないためのPerl Monger向け最新PHP事情(5.6対応)

 おそらく2日目で1番楽しみにしていたであろうトーク。うずらさんによるPHPトークを聞いてきました。

 内容は圧巻の一言でした。軽快なトークとネタ、そしてそれだけでは終わらず本当にPerl Monger向けに最新のPHP事情をサンプルを交えながら分かりやすく紹介されていました。現在動画は上がっていませんが、おそらく上がりますでしょう動画を見れば分かっていただけるかと思います。

 半端なDisは誰も幸せにならないということを思いましたね。今までの自分を見返してみて、恥ずかしい限りです。あ、別にどの言語をDisったかとかは言いません。それこそ誰も幸せにならない。


ほんとにあったスキーマの話「ソーシャルゲーム」

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 ほんとにあったスキーマの話ということで、社内の実例を交えながらスキーマ定義の昔と現在を比べて得た知見をこばけんさんがトークされました。

 スキーマ定義はプログラム側が使いやすければ良い。という固定観念を持っていましたが、スキーマもコンテキストによってその定義を変化させた方が良いという話でした。また、ゲームで言う攻撃力や防御力等の数値を更新が多いであろうテーブルに持たせるとゲームのちょっとした調整にもユーザへの影響が大きくなってしまうのでよろしくない、ということも言われていました。スキーマ定義は今後自身が必ず触れる部分なので、経験者の知見をリアルに聞けたのは良かったです。


(追記: 2014/08/31)

 コメントにあります通り、本トークの講演者でありますkfly8さんよりご指摘を頂きましたので、指摘された部分を取り消させていただきます。反省するとともに、こうしてご指摘いただけることをありがたく思います。


Perl For (Non?) Perl Mongers

 1日目にライブコーディングをされたSongmuさんによるPerl Mongerじゃない人向けのPerlトークでした。

 印象深かったのが以下。

  • subが3文字なので関数内のインデントがちょうど良く合う。
  • my がかわいい
  • Perl Mongerは息をするようにブログを書く

 会社に入り、4ヶ月ほどPerlに触れてみたおかげでこういったPerlのトークにもなんとかついて行けるようになってきて自分に少し満足しながら聞いていました。


Perl5 meta programming

 

 メタプログラミング?なんぞや?ってことで気になったのでkarupaneruraさんのトークを聞きに行きました。

 メタプログラミングとは、「プログラミングをプログラミングする」ことらしいです。つまり動的に関数名を決定して定義、実行したりすることだということです。以前に同じようなことを自分でやったことがあり、あれってメタプログラミングって言うものだったんだなぁと思ったりしました。トーク内容は、DEMO祭りとでもいいましょうか。とにかく実際にDEMO見せながらの説明が多く非常に分かりやすかったです。「DEMO用意するの忘れました。ので、ライブコーディングします」という台詞をサラッと言うあたり、しびれました。


趣味開発のためのクラウド/VPS活用術

 

 現在趣味開発のためのサーバとして、さくらVPSを利用しているのですがそれ以外にも知りたいなぁということでファッションポエムさんのトークを聞きに行きました。

 まず「Paasの説明をしないのは僕の趣味です」って言うのは僕もそうだったので嬉しかったです。その中で各Iaasのベンチを取って、比べて行くのですが、非常に面白可笑しく、それでいてサーバの選定理由として十分な説得力がありました。その中で注目したのがVULTR。名前だけは聞いていたのですが、実際に紹介されると使ってみたくなりました。ただ、通信量による追加課金が発生するらしいので、そういうのが怖いって人は通信量無制限のさくらVPSがオススメとのことです。僕はやっぱり、さくら。


Lightning Talks Day 2

 やってまいりました。Lightning Talks Days 2。今年のYAPCも大詰めということで、非常に盛り上がっておりました。こういう祭りのラストスパート的な雰囲気、好きです。

 印象深かったのは以下。

  • 「ビールは生活用品」
  • TDD(Twitter Driven Datsu-shoshinsha)
  • CPANに上げる時は時差を考えよう

 TDDの話は非常にクオリティの高いLTだったと思います。心からすごいという言葉が出ましたね。

 また、学生の方がLTをされたのを見て、これまたすごいなぁと思いました。見習わなきゃと思いつつ、負けてられないと思いつつ、希望を見つつ。

 さらに個人的にはガイアックスの新卒がLTに多く参加しているのを見て、悔しい気持ちが芽生えたのは発見でした。

 後、papix氏はフリー素材。これは違う意味ですごい。

 最後に、ラーメンチャレンジは来年まで続くと良いな。


キーノート

 最後のトークとして、「エンジニアとして生きる」と題してDaisuke Muraseさんのトークがありました。

 最後のトークということで、非常に為になる話を聞くことが出来ました。その中で一つを抜粋させていただくと、「俺得なサービスを作る」ということ。自分に得なサービスは大体その他大勢にも特になるという話です。俺得なサービスこそ、趣味と仕事の範疇に入り、エンジニアとして生きるためのステージなのだということですね。なるほどなぁと思いました。

 また、「20代の経験が今後の人生のベースになる」という話もありましたが、心に刺さりましたね。20代も半ばに差し掛かって要る今、今こそ自身のベースを形作るために行動を起こしていくフェーズなのだなと意識させられました。

 またトークとは関係ないですが、会場にお子さんもお連れしていたのですがそれが非常に可愛らしかった。お子さん関連のTweetで埋め尽くされ、お前らちゃんとトーク聞いてるか状態だと思ったりしました。が、そんなこともなく拍手喝采の元、素晴らしいトークを聞くことができました。


YAPC::Asia Tokyo 2014 - クロージング

 ついに今年のYAPCもフィナーレ。今年の参加者は去年の1,131人を超え、1,361人だったそうです。すごい!!

 次に最後にベストトーク賞の発表がありました。結果は以下です。

  • 1位:半端なPHPDisでPHPerに陰で笑われないためのPerl Monger向け最新PHP事情(5.6対応)
  • 2位:そんなにビッグでもないデータ処理手法の話
  • 3位:コマンドラインツールについて語るときに僕の語ること

 まさかのPHPトークが1位という結果だったのですが、この場でも申し上げます。おめでとうございます!!この中で2,3位のトークは聞けていなかったので、もしYoutubeとかで上がることがあれば是非拝聴させていただきます。

 後、レシーバー見つかりましたか?


全体を通して

 全体のまとめはこちら

 全体を通しての感想は、「めっちゃ楽しかった」です。

 関わった全ての方々に感謝の気持ちを送りたいです。本当にありがとうございました!!

 来年も行きます。というかLTしたいです。