「初めてのPerl」 第三章 - 1
第三章から。
第三章 リストと配列
用語集
リスト | スカラー値を順序付けて並べたもの。 |
---|---|
配列 | リストを格納する変数。同義で扱われることがあるが、リスト≠配列である。 |
デリミタ | 複数要素を列挙する際に用いられる区切り文字。よく正規表現で用いられる。 |
Point
- 配列の宣言とアクセス。
@array; #配列は@シジル $array[0] #indexを指定して配列要素にアクセスする $array[-1] #-1を指定すると末尾の要素にアクセスできる
- リストリテラルの表記法。
("a", "b", "c") (1..100) #1から100まで1ずつ増加するリスト qw( a b c ) #要素はシングルクォート文字列として扱われる @array = qw/ a b c /; #配列への代入 デリミタは任意記号文字でもOK
@array = ( 1..100 ); pop( @array ); #100が出力され、@arrayは1~99になる push ( @array, 100); #配列の末尾に100が追加され、@arrayが元に戻る
@array = ( 1..100 ); shift( @array ); #1が出力され、@arrayは2~100になる unshift( @array, 1); #配列の先頭に1が追加され、@arrayが元に戻る
- splice演算子。
#指定indexから末尾までの要素を抜き出す @array = ( 1..6 ); splice( @array, 4 ); #配列の4番目以降(4~6)が出力され、@arrayは(1,2,3)になる #指定indexから指定の長さまでの要素を抜き出す @array = ( 1..6 ); splice( @array, 4, 2 ); #配列の4番目から長さ2まで(4,5)が出力され、@arrayは(1,2,3,6)になる #指定indexから指定の長さまでの要素を抜き出し、置き換える @array = ( 1..6 ); splice( @array, 4, 2, 7 ); #配列の4番目から長さ2まで(4,5)が出力され、@arrayは(1,2,3,7,6)になる
- 配列の変数展開。
@array = ( "a", "b", "c" ); "@array" #"a b c"とスペース区切りで展開される
次回は
次回は第三章の続きから。